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日本管理センターの決算と株価推移の分析(備忘を兼ねて)

2015年11月10日
3Qの決算を発表した日本管理センター(3276)が、今日は大きく売られました。前日比 -9.8%です。ここは私の保有株であった為、市場関係者の心理がわかるので、備忘の為に書いておきます。

この会社は30%という高い利益成長期待をされて、株価も2014年の5月頃(株価500円)から5倍近くに上昇した銘柄です。2013年5月の高値をなかなか上抜けずにいましたが、堅調な決算を元に2014年8月にカップwithハンドルの形からブレイクし、その後1年間で2,370円まで上昇しました。

1回目の異変は2015年5月の1Q決算の内容に出ます。ここで初めて、成長率の減速を感じる内容が出ます。私もこの時点では保有していたため、念のためIRに電話をして確認しました。たしかツイッターでもつぶやいた記憶があります。IRが言うには、行徳のバルクセールが効いていて利益率が低くなったうんぬんで、とにかく一時的な要因との説明でした。

私はIRの言うことには確かに一理あると分析しましたが、一抹の不安があったので、持ち株の半分をその後に売却しました。

しかし、株価はそんな不安をものともせず、ちょっと調整した後に、ぐんぐん上昇して行きます。8月の2Q決算発表直前には2,370円の高値を付けました。

そして、2Q決算発表を迎えます。ここで、やはり成長性の減速が濃厚になった内容が出ました。半期の業績予想が未達となったのです(通期は据え置き)。翌日の株価(2番目の赤矢印)は、暴落で反応します。明らかに5月の売り(左の赤矢印)とは異なる反応です。賢くそして素早い市場関係者は成長の減速を確信し、株を手放す判断をしました。その迷いのなさが、たった1ヶ月で株価が半分(1,200円)になるという恐ろしい暴落を招きました。私もボックス圏を下割れたのを見て、残りの玉を全て売却して仕方なく利益を確定させました。

その後、株価は1,200円をサポートラインとして2か月ほど低位(1,200-1,300円)で推移します。保ち合いに入ります。市場関係者の中には、まだその成長性を信じている人、なんとなく保有を継続している人、配当に魅力を感じホールドを継続する人、損をしているので今さら売れないと嘆いている人などなどがいます。

そして、3Q決算発表を昨日迎えます。内容は、通期予想未達が決定的なもの。経常利益の進捗率は69%。これまで何年も継続してきた30%の利益成長が崩れた決算でした。

株価は決算に対して、今日、10% 近い暴落で反応しました。淡い期待を抱いていた投資家が、とうとう諦めて株を売却しました。

株価が最終的に落ち着く場所は、会社の利益、利益率、成長性に見合った場所です。現時点で、どこまで下がるのかはわかりませんが、来期の業績予想をも睨みながら、落ち着きどころを探る展開になるものと思われます。

先日、成長株が暴落する時という題名でブログを書きましたが、日本管理センターの株価の動きは、まさにこれに該当するものです。

日本管理日足チャート20151110


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