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危険シグナル点灯中(相場の考察)

2017年04月12日
4/6 のツイッターに、ディストリビューション日をカウントしたと書きましたが、もう少し整理してみます。拙著を読んだ方はおわかりと思いますが、もともとウィリアム・オニールが考案した天井の見極め方の一つです。それをもとに、私が日本市場に調整して考察しています。

4/6 時点では、日経平均株価のディストリビューション日(ストーリング日を含む)は、過去1カ月間で9回出現しました。今日4/12時点では8回であり、これは過去のデータと比較しても最大級の頻度であり、危険シグナルと認識しています。

過去、9回以上出現した局面を以下にまとめてみます。カッコ内の下落率は、その時やその後の日経平均の高値からの下落率です。(楽天証券のデータで集計していますが、SBI証券のデータと一部出来高が異なるのであくまで参考です。)

過去10年で大きく分けて4度の局面がありました。

1.2016年初の暴落 (直近高値@20,012⇒その後の安値@14,866までの下落率 25.7%) 
・2015/12/24-2016/1/21
・2016/3/8-4/5 

2.チャイナショック (直近高値@20,953⇒その後の安値@16,901までの下落率 19.3%)
・2015/6/2-6/29
・2015/7/22-8/21
 
3.リーマンショック (直近高値@14,601⇒その後の安値@6,995までの下落率 52.1%)
・2008/6/19-7/18
・2008/7/29-8/28
・2008/8/20-9/16
・2008/9
・2008/10

4.パリバショック(サブプライム問題の初動) (直近高値@18,297⇒その後の安値@15,262までの下落率 16.6%)
・2007/6/27-7/25

以上ですが、いずれのケースも直近の高値から15%以上の下落となっており、本格的な暴落の前にシグナルを発しています。

単純に、2017/3/2の高値@19,668から15%の調整とすると@16,718となります。日経平均株価は、4/6にボックスを下割れしました。下落トレンドへの転換とも見れる動きです。

あくまで過去のデータを基にした考察であり、当たるかどうかは当然わかりませんが、無理をする局面ではないことだけは確かです。最悪のケースを想定して動くのが、投資家として生き残る術だと考えています。

市場のファンダメンタル面を見ると、様々なネガティブ要因が存在しています。

・北朝鮮を発端とした戦争の可能性
・米国FOMCがバランスシートを縮小、いよいよ量的引き締めの開始局面へ(資金の逆回転)
・ドル円は110円の壁突破し、さらなる円高トレンドへ

日銀の買い支えがありますが、一方、外国人は3月に日本株を1兆6800億円売り越しました。今後、彼らがどう動くかは当然わかりません。

こういう時こそ、新興市場も含めた主要な株価指数を月足で俯瞰してみるといいと思います。2012年11月のアベノミクス開始以来、どこまで登山してきたか、今、山のどの辺にいるのだろうかと、一度立ち止まって考えるいい機会かもしれません。

とにかく生き残ることが第一です。テールリスクが存在する中、変なこだわりやプライドは不要です。


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