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日本ライフラインの新高値更新に思うこと

2016年04月09日
かつての主力銘柄であった日本ライフライン(7575)が新高値を更新しまくっています。

日本ライフライン週足チャート

この銘柄のファンダメンタル分析については、投資の教科書でも、実例として軽く触れています。(新高値銘柄のファンダメンタル面の具体的な検討方法1と2。)

たられば論を言っても仕方ないのですが、今の分割後の株数で、昨年夏のチャイナショック前までは7万数千株を保有していたので、売却しなければこの株だけで 1億円近く儲かっていたことになります。

これは自分自身の投資法を磨き上げるために見過ごせない事象なので、備忘を兼ねて徒然に書いておきます。

・ボックス売買法のボックスの見極め方

個別の株のボックスは、その時々によっても違うし、全体市場にも影響される。ダマしも当然発生する。ボックスの下限値をどこで設定するか、これは極めて難しいテーマ。永遠に答えのないもの。知恵を付けて、自分で腹を決めるしかない。

これは損切りラインをどこに設定するかにも共通するテーマ。損切ラインを近く設定すれば、損切りに引っかかる確率は上がるが、一つ一つの売買の損失はより小さく抑えられる。一方、余計なノイズに引っかかることも多くなる。

自分としては、ボックスの下限値を@1,100で置いていて、これを昨年8月に下抜いた。同時に、全体相場の先導株達が同じような値崩れ(ボックス下割れ)を起こしたので撤退判断を下した。自分のルールに従った投資判断だった。

しかし、後から見れば、ボックスの下限値をもう一つの選択肢である@950においていれば、撤退する必要がなかったかもしれない。当時の判断としては、利益を守ることを優先させた形。木よりも森全体の異常を見て判断した。山火事が起きたら、どんなに頑強な木も一緒に燃えてしまうと考えた。

・ファンダメンタルと株価の考え方

このような高成長株は、ファンダメンタルの伸びが大きいため、株価が一時的に調整しても、結局のところファンダメンタルが打ち勝ち株価は上昇する。

一時的な株価調整を許容して保有し続けるという選択肢もあるし、一度、撤退して様子を見てから再度判断、という選択肢もある。ボックス売買法で、株価が許容されるか否かでここは決めている。

高成長株の場合、ボラティリティーも高まる傾向があるので、途中30%の下落を経て後、高値を再び更新というのはよくある。

ファンダメンタルの悪化を株価は先に織り込む。大抵の場合は、株価が正しい。株価の先行性は、驚くほどだ。しかし、今回のように全体市場の調整に単に巻き込まれただけというケースも当然ありうる。これを投資家が見極めるのは、至難である。当該会社の社長でさえ、会社の先行きを正確に見極めることは難しいものだ。

・ポジションサイジング

投資元本は、1銘柄につき総資金の 1/5 を上限とするというマイルール。しかし、含み益が大きく膨らむにつれ、時価ベースでは総資産に占める割合が 1/3 とかになってしまう。リバランスで一部売却して、1/5 に戻すという手法はある。しかし、それは(今のところ)自分のルールにはない。

リバランスにより、メンタル面での冷静さと、一部の利益を確実に守れるというメリットはある。しかし、一方、とれるべき利益を伸ばせないという面もある。統計的には、どちらがいいのか。過去の自分の売買を数値化して、この点を改善させることはできそうだ。

・結局のところ

完璧な投資法などない。投資し続ける限り、このようなトライアンドエラーを繰り返すことで、より洗練された手法を見つけていくことになるのだと思う。


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